−燃料ポンプ編(2005-12月〜2006-2月)−
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車検を切る少し前から、車の下にオイルらしきものが垂れるようになっていましたが、パワステオイルが漏れているんだろうと余り気にしていませんでした。そのうち、加速時に息継ぎをするようになり、燃料を見ると、全然キャブに入ってきていませんでした。 燃料ポンプを見るとご覧の通り、おまけに触るとガソリンがダダ漏れ。危うく火災になるところでした。 |
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バラしてみると、駆動アームの支点のところのケースに大きなクラックがあり、手で簡単に取れてしまいました。ショック! |
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ポンプの心臓部、ダイヤフラムは劣化して穴があいてました。 |
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ケースは知り合いの知り合いの溶接屋さんにお願いして肉盛をしてもらいました。 |
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肉盛してもらったところを我が家のフライス盤で削りました。
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ダイヤフラムは、NBRの補強布入りを探して、元と同じように切り抜きました。 動作軸はダイヤフラムに対して頭をかしめていたので、膨らんだ部分を旋盤で削ってからプラハンではたいて取りました。 またかしめてしまうとダイヤフラムのゴムが交換できなくなってしまうので、M6のねじをきって、薄いナットをかけました。 ロックタイトで止めたいところですが、カスがキャブに入ると大変なことになるので、はんだで周り止めをしました。 |
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上のふたのところのシール(ガスケット)も同じゴムから切り出して再作しました。 組み付けるときにニップルに対して「KYOSAN DENKI」の文字がこの写真の向きになるようにします。 90°まわっていると、負圧室と加圧室がつながってしまい、燃料を吸いません。
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支点の回転軸は分解できるように、Eリングの固定に変更しました。が失敗でした。。。 追記) Eリングではエンジンオイルが漏れ出してしまうことが判明し,元のシャフトを使ってリベットナット固定に変更しました。2008/11/27 2009/4月までで約500km走行しましたが問題なく稼働しています。 |
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オーバーホールしたところ。 最初の写真とは見違えるようです。 |
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ダイヤフラムの対燃料耐性が心配でしたが、この後の分解チェックでは特に何もなっていませんでした。もう少し様子を見る必要があると思いますが、ひとまず快調になりました。 |