−パワステポンプ編(2005-11月)−



 10年来不調であったパワステ。ポンプがおかしいのは分かっていたのですが、ディーラーで点検しても「問題なし」とのことで放置していました。
 しかし、あまりにもハンドルが重いし、オイル漏れを起こしていたので、ダメもとで分解してみました。

 プーリーホールドレンチを使ってプーリーのハブボルトを外します。整備マニュアルではプーリーを手で押さえている写真が載っていますが、手で押さえた程度ではプーリーが回ってしまい絶対取れません。(手を切るかもしれませんのでレンチを買いましょう。)


 プーリーが外れたところ。
 このあと、配管類を外してパワステオイルを抜きます。管からオイルが出なくなってもポンプの中にまだ残っているので、こぼさないように気をつけてポンプを外します。

 バラバラにしたところです。
 ベーンを抜くときは向きがあるので写真を撮っておくか、メモをしておきましょう。

 ここで問題発覚!なんと、1ベーン当たり4こあるはずのスプリングが2本足りていませんでした!2箇所で1本ずつ抜かれていました。(↓のバネが足りないところが)


 スプリング単品で部品は出ないので、須山スプリングさんに特注です。
 1週間くらいで着ました。

 オイル漏れはオイルシールに傷が付いていたからでした。オイルシールはNOKの物なので、工具商さんで取り寄せました。
 型式は TB-22-35 またはAD 1127 E0です


 プーリーもあまりに汚かったので、クロメートの再メッキをしました。こちらは三和メッキ工業さんにお願いしました。親切に対応していただき、こちらも1週間でやってもらいました。

 ベーンの向きに注意して組み込みます。軸を回して、ベーンを入れる場所が最大の隙間になるようにしてから入れます。
 結構、バネが飛んだりして大変な作業かもしれません。
 
 全部組み付けたところです。
 配管をつなぎ、オイルを入れてからエア抜きをして動作チェックをすると、軽々動きました。
 パワステオイルは税抜きで3500円/4L(←こんなにいらない)でした。

 結局、ベーンのバネが足りずに圧力が上がっていなかったのが不調の原因でした。


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