X30,X40系資料室
このページでは、X30系、X40系に関する手持分の資料を公開します。
−開発の記録−
「トヨタの製品開発-トヨタ主査制度の戦略、開発、制覇の記録」
安達 瑛二 製品企画室主担当員(主査付)(当時)―豊田工業大学名誉教授の記録
図や写真が少ないので、MX41さんのHPを合わせて御覧ください。
<内容紹介>
当初、この車両はマークU向けのプロジェクトではなかった。
(Facebookにご登場されているトヨタのデザイナー中嶌 克美さんによればソアラ)
M型エンジンは軽量化のため、シリンダーブロックを薄肉化した。(M-Uから別物になった理由)
リアガラスを接着方式にしなかったのは、リアガラスを共振させて車内のこもり音を低減するため。
41/31系のリア独立サスの話。(重量増の葛藤や等速ジョイント開発について)
チェイサー(Chaser)の車名について
計画時は「マークUジェミニ」
その後、正式名称が外部に漏れ、「Cygnus(シグナス)」→「Saber(セイバー)」→「Chaser」となった。
−型式一覧−(下記の資料はパーツカタログより転載しています。)
X30系、X40系の型式一覧です。
こうしてみると結構種類があります。モデル末期には特別仕様車(エクストラ)等もありました。
セダン
ハードトップ
ワゴン/バン
−製造年表−
−1978年のマイナーチェンジ−
中期のマイナーチェンジではぱっと見で下記のところが変更になっています。
外装
・フロントグリル変更
・車幅灯の形状変更:簡素なものからマークUのエンブレム入りになった
・トランクリッドの文字変更:「TOYOPET」から「TOYOTA」へ
・バックランプ変更:ブレーキランプと一体化していたのを独立
・フロント ディフレクタ(フロントスカート)がスポイラ−風のプレスになった。
・バンパー仕様追加:衝撃吸収バンパーがOPで選択出来るようになった。
でも、グランデに標準のツノつきバンパーがおしゃれかも。
ちなみに、標準バンパー車に衝撃吸収バンパーを取り付けるときは、フロント側のみ
追加工が必要です。(リアはそのままつきます)
フロント側は左右のラジエータサポート下部のパネルをバンパーのシリンダーの通る分
だけ金きりバサミ等で切り取ります。一応、プレスラインで切り取る線はあります。
エンジン/ミッション
M-EUエンジン(53年排ガス規制 EFI搭載)搭載車種が増えた。(当然と言えば当然だが)
4速オートマミッション(A40D型)登場!(私はこれが欲しい。。。)
−取扱説明書−
前期型
後期型
−販売カタログ−
お決まりの品です
前期型
後期型
−パーツカタログ−
−修理書(整備書)−
車体修理書
エンジン修理書
配線図集
前期型
後期型
後期型(追補版)1979年3月
後期型(追補版)1979年12月
−座席の中からこんな物が・・・−
運転席のシートのほつれを修復していた時に座席背もたれの中からこんな物が・・・。
トヨタ看板方式の作業指示書でしょうか?
仏像の修理中に中から昔の貴重な資料が出てくることがありますが・・・。
あなたの車にも入っているかも。
−雑誌−
セダングランデ2600(MX33)、HT2000GSLの試乗記。
ちなみに記事中のMX33はGAZOOクルマデータベース(旧名車列伝)に出ていた車です。
メディアへの貸し出し車両のようです。
今も残っているのだろうか・・・。
マークUの歴史のページにX30/40系の記載あり。
HISTORICのページにMXの記載あり。
私と同じ(といっても掲載されているのは前期型ですが)グレードの試乗記。
−映画−
なんと、MX41マークUは映画にほとんど準主役出演しています。
ただし、最後に爆破されてしまいます。(もったいない・・・)
ビデオを探してみてはいかがでしょう?
「大誘拐」
製作:岡本みね子/田中義巳/安藤甫
監督:岡本喜八
脚本:岡本喜八
原作:天道真
撮影:岸本正広
音楽:佐藤勝
出演:北林谷栄/緒方拳/風間トオル/内田勝康/西川弘志/樹木希林/島田久作
−映画(番外編)−
これはトヨタ自動車工業(株) 40周年記念映画のパンフレットです。
こんなの知っている人いるのだろうか?
−公式WEBサイト−
トヨタのホームページ
「TOYOTA 75」に紹介があります。
関東自動車工業(株)のホームページ
ワゴンのクレイモデル。(英語版HPのみ)
http://www.kanto-aw.co.jp/eng/inside/car/mark2/mark2.htm(残念ながらリンク切れとなりました。)
GAZOO.com(http://gazoo.com/)
「GAZOO名車館」→「名車列伝」(1976年 マークU)に簡単な資料が掲載されています。
また、画面内のCAR GRAPHICの記事を購入すると下にあるような5枚つづりのPDFがダウンロードできます。
ダウンロードなら\500円くらいなので購入してみてはいかがでしょうか。
−トヨタ博物館−
原型図:本館3Fの「日本車展示ゾーン」に前から見た前期型の図面(マイラー紙に描いた原型図)が展示されています。
1/5スケールモデル:館内のどこかに1/5サイズのモデルが展示されています。
画像を触るとトヨタ博物館撮影のFacebookへ飛びます。セダンのほうのリンク先には本車デザイナーの中嶌さん、木村さんが登場しています。
−産業技術館(トヨタテクノミュージアム)−
本館1Fの「排ガス浄化技術ゾーン」にM-EUエンジンが展示されてします。
−ミニチュアなど−
・シガレットケース
10年来探していたシガレットケースをやっと手に入れられました。
(あまり見せびらかすのもなんなので写真は1枚だけにします。)
・トミカ
左:前期2600HTグランデ(MX33)がモデルになっています。なぜがトミカではマークUは4代目以降モデル化されていないとのこと。
右:特注により復活したパトカー仕様(ミニカーショップ イイノさん企画)
ただし実車は4ドア、2000cc、サイレンはエンジンルーム内に装着。
MX41さん情報によりガリバーで購入。