我が家のMX30紹介
我が家のMX30は子育て資金捻出のために
1999年11月〜2008年4月まで休眠していました。
9年の歳月を経て復活しました。
ノレブ風の仕様(なんちゃって前期型) uvj59号と
2016年11月20日 お台場旧車天国にて
3代目マークU登場!!!
このMX30マークUが実家にやってきたのが昭和57年でした。初年度登録が昭和53年9月なので、当然、
中古車としてやってきました。
私が生まれた当初は新車のコロナ(RT40)に乗っていましたが、エンジンのクランクシャフトが折れるという
今では考えられない故障を起こし(当然エンジン内部は大破)、やむなく手放してしまいました。
そして、ほとんどタダ(5万円)でもらった初代マークU 1900HT SL(RT72)オートマに乗っていましたが、
パワステ無し、エンジン不調、年中壊れるパワーウィンドー(開きっぱなしで動かなくなること多々)に悩まされ、
おまけに家族4人で2ドアHTは使いづらく、結局4ドア車を探すことになりました。
親父はいろいろ見て決める性質ではないので、ほとんど即決でMX30に決めてきました。
当時、私は中学生でしたが、豪華な装備に驚いたのを記憶しています。
なんと言っても、RT72はクーラーが助手席の前のダッシュボード下に「デン」とぶら下がっており、助手席の
人のみ寒くなるという代物でしたが、MX30はクーラーが内蔵されているのに感動しました。
また、カーオーディオでカセットテープが聞けるというのにもびっくりしました。(今では、このユニットは故障して
飾り物になっていますが・・・)
それから35年(製造されてからは39年)、一線は退きましたが、大きな故障や事故も無く、今だ現役で我が家の
車庫に鎮座しています。
スペック
スペックはカタログより下表のようになっています。
環境問題が叫ばれる中、51年排ガス規制は非常に心苦しいものがあります・・・。
車種 |
セダン |
|
2000 6気筒シリーズ |
||
型式 |
C-MX30-EHG |
|
寸法・重量 | ||
全長(mm) |
4530 | |
全幅(mm) |
1680 | |
全高(mm) |
1415 | |
ホイールベース(mm) |
2645 | |
トレッド前(mm) |
1375 | |
トレッド後(mm) |
1350 | |
最低地上高(mm) |
170 | |
室内長(mm) |
1860 | |
室内幅(mm) |
1390 | |
室内高(mm) |
1150 | |
車両重量(kg) |
1120 | |
乗車定員(名) |
5 | |
車両総重量(kg) |
1395 | |
性能 | ||
登坂力 tanθ |
0.52 | |
最小旋回半径(m) |
5.2 | |
燃料消費率(km/g) |
13.0 | |
エンジン | ||
エンジン形式 |
M-U | |
キャブレータ |
ツーバレルシングル | |
バッテリ(V-A・H) |
12-35 | |
オルタネータ(V-A) |
12-55 | |
使用燃料 |
レギュラー | |
燃料タンク容量(g) |
65 | |
走行伝導装置 | ||
オートマチックトランスミッション形式 |
A40 | |
減速機歯車方式 |
ハイポイド | |
減速機歯車減速比 |
4.100 | |
ステアリング形式 |
パワーステアリング | |
ステアリング歯車比 |
16.4 | |
前輪懸架方式 |
ストラット式コイルばね | |
後輪懸架方式 |
4リンクラテラルロッドつきコイルばね | |
ブレーキ(前) |
ディスク | |
ブレーキ(後) |
リーディング・トレーリング | |
駐車ブレーキ形式 |
機械式後2輪制動 | |
タイヤ |
6.45-14-4PR |
↑ちょっと汚いですが
ちなみに燃費はO.Dが無いので、東京内を走っていると5〜6km/gが正直ベースでした。
最高速度はこの年式にしてはかなり出ますが(実測値は秘密)、最初にステアリング系統が共振する
ので、コントロールを失う危険があります。
取り説では90km/hが推奨されているのでスピードの出しすぎには注意が必要です。
(ブレーキもあまり効かないし・・・)
また、110km/h以上で巡航すると、油温がどんどん上がって、S.AやP.Aで止まった時にいきなりエンジンを
切ると、ラジエータのリザーバがあふれるので、ターボ車ではないですが、しばらくエンジンを回しておいて
エンジンの冷却が必要です。(M-Uだけかも・・・。)
製造工場
車台番号より、
関東自動車(株)東富士工場(M21)
で製造されています。
パーツリストに車台番号と製造工場が載っているので調べてみると面白いですよ。
1978年(昭和53年)8月のマイナチェンジ切替フレームNo.
車両形式/生産工場 | トヨタ自工 元町工場(A21〜A26) |
関東自工 東富士工場(M21,M22) |
トヨタ車体 富士松工場(C21) |
TX30- |
010001〜 |
407001〜 |
606001〜 |
TX40- |
015001〜 |
408001〜 |
607001〜 |
RX40- |
000001〜 |
800001〜 |
350001〜 |
RX41- |
000001〜 |
800001〜 |
350001〜 |
MX30- |
022001〜 |
524001〜 |
628001〜 |
MX40- |
004001〜 |
403001〜 |
604001〜 |
MX41- |
016001〜 |
413001〜 |
618001〜 |
MX43- |
000301〜 |
400301〜 |
600401〜 |
RX37V- |
009001〜 |
614001〜 |
- |
MX35- |
003001〜 |
604001〜 |
- |
パーツカタログより
我が家での歴史
平成8年(1996年)くらいまでは実家のほうで普通に使用していました。
東京から北は新潟、福島、南は名古屋くらいまで足を伸ばしていました。(あんまり遠出はしていません・・・)
↑14年前(1988年)に今話題の東京電力柏崎原子力発電所の見学行った時に柏崎の海をバックに取った一枚
関越自動車道も新潟までつながったばかりで渋滞もなく快適な旅行でした。
↑純正オーディオが懐かしい
↑これは翌年(1989年)にトヨタ自動車工業の工場見学のために名古屋へ
行った帰りの東名で70,000km走破記念に撮った一枚。
(路肩にちょっと停まりました)
ちなみに100,000km走破は平成4年だったと思いますが記録をした紙を紛失してしまい、
日付は分かりません。
場所は三鷹駅の南口脇の玉川上水沿いの道でした。
今ではこの道はジブリ美術館行きのバスが走っています。
↑これは大学の研究室旅行で約12年前に会津へ行った時の写真(最北の到達地)
屋根つきの車庫に入っていましたが、寄る年月にはかなわず15年越えくらいから維持のための修理/資料集め
をはじめました。
結婚/仕事の都合により、実家から離れた場所に住むことになり、また、実家の親も年をとって全く乗らなく
なってしまったので、ほとんど面倒を見ることが出来ない状態で約2年半放置状態となっていました。
平成11年に家を建てるのと同時に車庫を確保できたので(何だかんだで110万円もかかってしまいました)、
やっと実家から引き取ることができました。
が、それもつかの間、子供が生まれると子育て資金捻出のため、あえなく平成11年(1999)11月末を持って
車検切れとなり、ビスタ アルデオに第一線を譲って一旦、路上から引退することになりました。
走行距離は131,446kmでした。
今では子供も二人になり、車検再取得の道も険しいですが、最新型のマークUは分からなくても、MX30だけは
分かるように洗脳中!!!
上の娘は、「マークUで集会行こう!」と言うまでになり、我が家の大蔵大臣説得に一役買ってくれそうです。
車体のほうは貴重な部品は取り外していますが、エンジンをかけたり、車庫内を動かしたりしていつでも車検が
取れるようにしています。
ガソリンがなくなるとちょっと面倒なのと、エンジンオイル交換が安く出来ないのが難点。
(最近ディーラーでキャンペーン中は2,000円くらいでオイル交換してくれるので自分でやるより安上がり。)
2008年5月、自分で修理できない部分が出てきたので車検を再取得。10年前とは給料も上がって大蔵大臣もOKしてくれました。ありがとう!
エピソード
その1 - とんでもない人の家に駐車
なんといっても忘れられないのが、ひょんな事からスカイラインの桜井慎一郎さんの自宅の庭に停めさせて
もらった事です。
息子さんが私の大学の先輩で、所属していた研究室の助手の先生が同級生と言うことで研究室の仲間たちと
一緒にスキーに行くことになりました。たまたま家が近かったので、私が家のほうへうかがって合流することに
なり、スキーへは息子さんの車に同乗していきました。
都合、3日停めさせてもらいましたが、気が動転していて、証拠写真を撮るのを忘れてしまったのが残念で
なりません。
その2 - One Night Club
その昔、Daytonaマガジンに、よくラリーで使用するコマ図を使って目的地にたどり着くと言う企画をやっている
会社が掲載されており、研究室の仲間たちとしばしば参加していました。
↑これがコマ図
1年間で全部参加すると房総半島の先端から静岡(確か終点は伊豆だったと思います)の方まで行ったと
思います。
ルールは簡単で、2時間以内に目的地(これはどこだか明かされていない)にたどり着き、スタート地点からの
距離が主催者の計測した距離と合っていれば幻のシールがもらえるというものです。でもやってみると
なかなかゴールにすらたどり着けません。
クロネコヤマトの伝言FAX(←今こんなのあるのでしょうか?)の情報ボックスにアクセスして、FAXで集合場所を
取り出し、土曜の夜に集合場所へ行って、コマ図を1,000円で買ってスタートです。
参加車両によってはラリーコンピュータまで仕込んでいる中で、こんな古い車できている人はおらず、半分馬鹿に
されていましたが、なんと!驚きの結果が待っていました。
普段、何気に見ている走行距離計ですが、びっくりするくらいの精度だったのです。ラリーではスタート地点から
目的地までの距離について100mの単位まで評価の対象となっていましたが、
3回連続ドンぴしゃり(もちろん目的地到着)。
山道でタイヤを鳴らさないように走るとびっくりするくらいの精度で距離を刻んでいたのでした。
(条件は標準のタイヤで、空気圧は運転席のドアに書いてある圧力、タイヤを鳴らして走らない。)
最後に、これがもらった幻のシール。
↓