−マフラーカッター再作−
(2008年6月)
マフラーカッター再作 | |
![]() |
以前、産業技術記念館に行って、1Fに展示してあるM-EUの写真を撮ってきましたが、当ガレージで10余年前に再作したマフラーカッターと中身の形状が違っていることに気付き、ずっと気にはしていましたがさしたる問題もなく放っておきました。 しかし、新造したマフラーにねじが当たって取り付けられないので今回再作することにしました。 オリジナルはスポット溶接で止めてありますが、スポット溶接機を持っていないので今回はリベット止めにしました。また鉄にステンレスという強烈に電気腐食がおきる材料組み合わせでしたので、筒はそのままで中身は鉄から1000系のアルミに変更しました。 |
![]() |
産業技術記念館に展示してある実物。 タイコの形状からしてMS100系のものでしょう。 |
![]() |
カッターの中身ですがオリジナルは上側にも下側にも水平な部分があります。 当ガレージの車両は以前の再作時に既にこの部分が溶けて無くなっており一番上の写真のように作ってしまいました。 |
![]() |
写真や実物を参考に寸法を決め、型紙を作りました。出口と入口の形状が違うので試行錯誤でした。 よさそうなところでこれをt0.5のアルミ板にスプレーのりで貼り付け、曲げて行きました。マフラー側はマフラーのパイプ(約φ50)に当てながら曲げ、出口側はφ20の棒に巻きつけるように曲げました。 左が下側、右が上側です。 |
![]() |
曲げ終わった表側。 |
![]() |
上と下の部品のラップ量は10mmとしたので、下側の部品にマジックで10mmのところに線を引いて位置合わせをし、3mmの穴を共開けしました。 その後、マフラー差し込み側の側面も斜めに切り込みを入れました。 |
![]() |
3mmのリベットで6か所固定しました。 楕円の筒に入るか確認しながら作業します。 |
![]() |
筒にいれた状態。中身と筒も3mmのリベットで固定します。 リベットの頭が内面に出ていますが、マフラーのパイプ径よりは外なので大丈夫です。 |
![]() |
マフラーへの取り付けはオリジナルの部品ではなく、汎用のバンドを使用しました。 (オリジナル品はボルトが焼き付いて取れなくなって大変でした。) |
![]() |
産業技術記念館のは異常にピカピカですがそこまで磨けないのでこれで終了。 |